皆さん、こんにちは!ロボット営業チームの新人、赤塚です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のテーマは、、、
「人生初、国際ロボット展の出展ブースでお客様と面談!」です。
最後までお付き合いください。
第8回:人生初、国際ロボット展の出展ブースでお客様と面談!
3月中旬、4日間にわたり東京ビッグサイトで行われた国際ロボット展2022。私たちIDECファクトリーソリューションズもIDECグループの一員として出展、私もブースで皆様とお話しさせていただきました。
今回はそこで見たことや、参加いただいた方たちとのお話の中で感じたことを綴らせていただきます。
ビッグイベントの最前線で、お客様の声から学んだこと
2年に一度、世界の最新技術が集う大規模なロボット展示会、それが国際ロボット展です。
今回はコロナ禍での開催ということもあり、オンライン展とリアル展の2パターンで開催、協働ロボットやFAに関連する事業を行う企業が多数出展しました。
リアル展の参加者数はコロナパンデミック前の開催と比較すると減少したようですが、それでも出展者の一員として初めて参加した私個人としては、かなり多くの方たちが来場されているように感じました。
私たちIDECファクトリーソリューションズは、IDECグループとしてオンライン展・リアル展ともに出展。
協働ロボットURを自律搬送ロボットMiRの上に設置した移動型部品搬送&組付デモと弊社で設計製作をした可動式標準架台(これかなり便利です!)に協働ロボットJAKAとビジョンカメラを組み合わせたマシンテンディングのデモの2種類のアプリケーションデモと、ロボットの動作・軌道・タクトなど細かな部分のシミュレーションを行うRoboDKというシミュレーションソフトを展示いたしました。
IDECグループブース展示
ブースでの立ち合いで、展示をご覧いただいた皆様から、よくお聞きした質問は次の2つです。
- 「このロボットはどんな工場で、どうやって使われているの?」
- 「協働ロボットを使えば、安全柵なしで、人が行っている作業を自動化できるの?」
ブースでは、その質問に対して私なりに回答をいたしました。その内容をあらためてまとめましたので、お付き合いください。
1. このロボットはどんな現場で、どうやって使われているの?
やはり、製品自体というよりも、実際の現場で製品を使用した自動化がどのように行われているのか、皆様が気になるところのようです。
例えば、あるお客様に詳しくお話を聞いていくと、会社的には協働ロボット導入に関心はあるものの、実際どのような現場に導入されているのかイメージが描きにくい、導入検討もあまりスムーズに進んでいない、とのことでした。
また、そもそもどんな工程を自動化検討対象にすべきかがわからず、具体的検討の前段階で停滞してしまっている、と話されるお客様もいらっしゃいました。
「協働ロボット」「生産効率化・省人化」という大きなテーマで自社製造工程の自動化をご検討されているお客様にとって、実際の導入が進んでいる他社企業では、どのような工程がどのように自動化されているのかという情報はかなり有意義なものであることを実感した次第です。
私自身、日ごろ協働ロボット導入検討中のさまざまなお客様とお話させていただく中で、実際の導入事例について強い興味を示す方が多い印象は受けていました。今回のロボット展での対応を通して、その部分をより強く感じたともに、SIerである我々の実際の導入事例を、お客様へ導入イメージを伝えるための有効な手段としてもっと活用すべき、とあらためて考えるきっかけにもなりました。
2. 協働ロボットを使えば、安全柵なしで、人が行っている作業を自動化できるの?
“協働ロボット“というワードは認知しているが、まだ自社内の工程自動化検討の対象にはなっていない、という方も多くいらっしゃいました。そんな状況であくまでリサーチ対象として私たちの展示ブースを訪れ、このようなご質問をいただくことが多くありました。
そういったお客様にまず私がお話させていただいたのが、“協働ロボットも産業ロボットの1種である“ということです。協働ロボットを導入すれば安全対策は不要、という認識を、協働ロボットでも事前のリスクアセスメントで実際に起こりうるあらゆるリスクを考え、リスクに対して適切な安全方策をとる必要があるという認識にマインドチェンジいただけるよう努めました。
つぎに、人が従来行っている作業の自動化についてです。こういったご質問をいただく際に、特にお客様にお伝えできるよう努めたことは、「協働ロボットは何でもできる」に近い考えをお持ちの方に、「ロボットにも得意不得意がある」ということです。
ロボットの得意な動作としては、皆さんもご存じの通り、決まった位置から決まった位置への移動。
逆に、位置が決まっていない、把持するワークをそっと持つ必要があるなど、ロボットが得意ではない動作の自動化は人手作業と比較して大幅にタクトが増えてしまう、価格も思っていたより高くなる、目標とする自動化が達成できない、というケースが多くあります。
これから協働ロボットでの自動化を視野に入れていただいているお客様に対して、ロボットに任せる部分、人に任せる部分の線引きが、ある程度必要であることをお伝えいたしました。
と・・・、語り出せば止まらない私ですが、今回はこのあたりで。
ブースへお越しいただきお話を聞いていただいた皆様には、この場を借りてあらためて感謝申し上げます。
入社してから1年と少し。たくさんのお客様や関係者様とのかかわりの中で、協働ロボットやFAに関する知識・業界に関する知識など、私なりに少しずつ勉強してきました。
まだまだ知らないことだらけですが、お客様からご相談いただいた課題を解決できる自動化のご提案が実現した時の嬉しさは、この先も癖になりそうです。
さて。唐突ですが、皆様にお知らせがあります。
初回投稿から約半年(?)となる新人営業ブログ、、、今回で最終回とさせていただくことになりました。
と言っても、退社するわけではありませんのでご心配なく!
新人を無事卒業して、これからはさらに皆様の期待にお応えできるよう、引き続き業務に取り組んでまいります。
これまでお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
お目にかかる機会がありましたら、お声がけいただければ幸いです!