協働ロボット入門

協働ロボット入門

協働ロボットが必要とされる背景や
協働ロボット の基礎知識、種類などをご紹介します。

TOP / 協働ロボット入門 / 協働ロボットが必要とされる背景-1.人手不足の解消

協働ロボットが必要とされる背景

1.人手不足の解消

製造業に携わっている皆さんであれば、「協働ロボット」という言葉をこのところメディアで見聞きする機会が増えていると感じているのではないでしょうか。

なぜこれほどまでに「協働ロボット」が注目されるのでしょう?

協働ロボット導入の大きな理由のひとつが、製造業における「人手不足」です。「求人しても人がなかなか応募者が集まらない」「苦労して採用しても長続きしない」お話させていただくと、そんな声が経営者から聞こえてきます。

帝国データバンクの調査によれば、大企業でも人手不足感が強まっており、その影響を受け中小企業の人材確保がさらに難しくなってきているようです。また人材確保、維持のためには賃金を上昇させなければならず、それがコストアップにつながり収益を圧迫し始めている状況がうかがえます。

 

特に製造業における単純作業や「熱い、重い」といった過酷な作業の現場では人材確保が深刻な問題となっていますが、この状況は今後も続くことが予想されています。企業にとっては抜本的な対策が求められているのです。その意味で、ロボットは黙々と働いてくれる仲間的存在であり、活かし方次第で人材確保の苦労から解放され、経営に専念することができます。

また中小製造業にとっての「人手不足」の原因はそれだけではありません。

背景には「生産年齢人口の減少」があります。

生産年齢人口とは、人口統計で生産活動の中心となる16歳以上65歳未満の人口を指しますが、少子高齢化の進行により、我が国の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じ、総人口も2008年をピークに減少に転じています。この傾向は今後も続き、中小企業にとっては人手不足解消がますます重要な経営課題になることは間違いありません。

 

日本人口の推移

(出典)2010年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を除く)、2014年は総務省「人口推計」(12月1日確定値)、2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

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