IDECファクトリーソリューションズは、協働ロボットJAKA Zuシリーズのバージョンアップに伴い、「JAKA基本トレーニングコース」の講習内容を刷新、またトレーニングマニュアルも大幅に改定いたしました。
最新のZuシリーズの特徴をご紹介!
JAKA Zuシリーズは、2014年に販売開始後も改良を続け、現在はバージョン1.5をご利用いただけます。以下に、今回のバージョンアップで特記すべき点をいくつかピックアップしてご案内いたします。
- ジョイント1、5、6の動作範囲が±360度となり、可動域が拡大
- 安全IO、安全平面の設定が可能になり、安全性が向上
- スピードリミット、パワーリミット衝突保護機能の詳細設定が可能となり、より安全な協働作業環境が実現
- プログラム作成機能が向上し、柔軟なTCP/IP通信が可能となり、産業用カメラとの直接通信が実現
- 力覚制御が可能となり、研磨など一定推力の押し当てが必要なアプリケーションの精度が向上
JAKA基本トレーニングの内容
IDECファクトリーソリューションズでは、産業用ロボット特別教育※の他、協働ロボットJAKAの機能、プログラム作成、ティーチングなどを網羅した「JAKA Zu 基本トレーニングコース」を実施しております。
トレーニングを受講することで、ロボットシステムの変更が自社で実施できる他、何かトラブルが起きた際も、自社で初期対応が可能となります。
※労働安全衛生法では、産業用ロボットを扱う作業員は受講が必要とされています。また、事業主に対しては、当該業務に関わる従業員に特別教育を受講させることが義務付けられています。
全190ページに及ぶ日本語トレーニングマニュアルが付属
海外メーカー製ロボットは、日本語の資料が不足していることが多いため、導入に際し不安を感じるユーザーもいらっしゃいます。当社では、これまでJAKAを数多く取り扱った経験を活かし、また協働ロボットに特化したシステムインテグレータとしての知識を凝縮させた、オリジナルの日本語トレーニング教材を作成。こちらは、トレーニングを受講いただいた方のみに提供しております。今回のバージョンアップで追加された機能なども反映し、全194ページから成る充実した内容です。
※下の写真は、トレーニングマニュアルの一部です。
ロボット導入時、忘れてはならない点
最近のロボットは、プログラミングやティーチングにおいて“専用知識不要”と謳っているものが増えました。ネットでクリックするだけでもロボットが買えるようになった今、「自己流でロボットを導入することにおける危険性」について、JAKAトレーニング担当講師の一人、山川は以下のように述べています。
「ロボットを自己流で取り扱っているがゆえに何かしらのトラブルになってしまい、弊社にご相談される方も過去にいらっしゃいました。その中には安全面でのリスクが抽出できておらず危険なシステムを運用されていたものもあるため、ロボット導入で少しでも不安を感じる方は、弊社にご相談いただければと思います。」
弊社IDECファクトリーソリューションズは、ロボット導入時のご相談から、購入後のサポートまで一括して提供することを基本としております。トレーニングに関しても、導入時から支援しているお客様だけにご案内できるものになるため、ロボットのSIer選定時のご参考にしていただければ幸いです。
■協働ロボットJAKAの詳細は、こちらのリンクからご確認ください。