2021年11月18日、埼玉大学先端産業国際ラボラトリーが主催する「デジタルトランスフォーメーション(DX)技術を活用したものづくり人材育成実践セミナー」にて、当社IDECファクトリーソリュションズ株式会社ロボット制御チームリーダーの坂井が、外部講師として登壇いたしました。
こちらのセミナーは、埼玉県内の中小企業の技術・研究職の方々が、デジタルトランスフォーメーション(DX)、人工知能、データサイエンスの基礎を学び、その設計や開発に必要な知識や技術を習得することを目的としています。
1.RoboDKオフラインシュミレーション
全12回の日程のうち、当社は第7回「ロボティクス実演(ロボットアーム制御プログラムの作成、ロボットアーム遠隔操作システムの動作確認)」を担当。当社が販売代理店を務めるロボットシミュレータ「RoboDK」を使って、ロボットプログラムとロボットハンドの機構作成についての講習を行いました。
※今回の課題となったシミュレーションプログラム「UR3を使ったPick&Place」
2.実機接続によるオンラインシミュレーション
また、講習の最後の時間では、RoboDKのオンラインシミュレーション機能をデモンストレーション形式でご紹介しました。ポストプロセッサ機能を用い、コンピュータ上で作成したプログラムをロボット実機にエクスポートし、ロボットの動きをリアルタイムで連動させています(下記動画参照)。
オンラインでの実施のため、細部までお伝えできないという難しさもありましたが、デジタルトランスフォーメーション(DX)技術の一つとして、仮想空間で作成したものを実際の現場で活用する手法の概要を掴んでいただけたのではないかと思います。
3.モノづくりにデジタルトランスフォーメーション(DX)技術を活用するメリット
当社では、ロボットシステムをお客様に納入する際、設計・構想段階でロボットシミュレータ「RoboDK」を活用しています。周辺設備との干渉確認、また、設計段階からのリスクアセスメントにも活用することで、現場フェースに移行する前から、お客様としっかり認識合わせをすることができています。
こちらのブログシリーズでは、RoboDKを活用した製造現場のデジタルトランスメーション(DX)技術について、実体験を交えながら説明しています。是非ご一読ください。
→技術者・坂井のロボットシミュレーター「RoboDK」徹底活用術