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AMR導入に避けて通れない安全規格、ISO3691-4とは?|お役立ち記事|協働ロボット.com

執筆者:セーフティ推進部 岡田和也
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人手不足、生産性向上の対応として、運搬が必要な製造現場にAGVやAMRの導入が進んでいます。
搬送作業の自動化が進む中で、特にAMRについては、導入による自動化の可能性ばかりがクローズアップされ、肝心な安全対策が後回しになっていませんでしょうか?

安全対策を怠った結果として災害が発生した場合、そのリスクを経営者や責任者は知らなかったでは済まされません。

AGVやAMRを安全に運用するためのポイントが、無人搬送車や無人搬送システムに適用される国際規格「ISO3691-4」にあります。


>>ダウンロード:ウェビナー資料「ISO3691-4に基づく安全対策入門〜製造現場へのAMR導入」


この記事では、製造現場で無人搬送システムの導入が進む背景や導入の際に無視できない国際規格「ISO3691-4」について、ウェビナー資料から抜粋でご紹介します。
※詳しくお知りになりたい方はウェビナー資料をダウンロードの上、AMR導入の参考にしてください。

 

無人搬送システムの導入が進む背景

製造現場で無人搬送システムを導入が進む背景には、企業ごとに固有の事情があるかとは思いますが、おおむね次の3つに集約されます。

  1. 搬送業務による工数の損失
  2. 人手による搬送業の品質低下
  3. 搬送業務による労働災害の発生

注目すべきは、そのいずれにも人が関与していることです。

すでにご承知のとおり、日本の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じており、この先も長期に渡り減少が続くことが予測されています。

また、労働力人口は生産年齢人口ほど減少はしていないものの、その中身は高齢者と女性頼みであることは否めません。

以上の背景から、身体への負担が大きい人手による搬送作業はすでに限界を迎えており、人手による搬送作業を積極的に無人搬送システムやロボットに置き換えていく必然性が生じているのです。

AMRとAGVの違い、AMRが選ばれる理由

AMRとAGVの違いを、以下の表で整理しました。

comparison_amr_agv

お客様の認識として、しばしばAMRとAGVが混同されることがありますが、この表をご覧いただくと実際にはまったく別物であることがお分かりいただけるかと思います。

ガイドラインが設置できない、走行通路上に障害物がある、また人との協働作業がマストである、そんな現場の場合には、AMRが唯一の選択肢と言っても過言ではありません。

 

国際規格 ISO3691-4とは

先に申し上げたとおり、AGVやAMRを安全に運用するためのポイントが、無人搬送車や無人搬送システムに適用される国際規格「ISO3691-4」にあります。

世界各国から集まったエキスパートによってまとめられた国際規格「ISO3691-4」には、無人搬送車やそのシステムの安全対策に関するノウハウが詰まっています。

この規格に則り安全方策を策定することで、情報が全くない状態から安全対策を検討するより、スピーディに安全化を進めることが可能となります。

ISO3691-4の適用範囲

 

最新AMR、MiRの安全機能とセーフティシステム

グローバルで多くの企業に導入されている最新AMR、それが「MiR」です。

MiRには、故障した場合の対処に備えて、以下のような安全機能が構築されています。

 

safety_mir_lineup_23-1

最後になりますが、安全なAMRシステムを構築するためには、AMRメーカー、AMRシステムを構築するシステムインテグレータ、およびエンドユーザー間の協力が必要不可欠です。

それぞれの役割を以下に記します。

<AMRメーカー>
AMRシステムに組み込むことを前提とした安全なAMRの提供

<システムインテグレータ>
すべての危険源に対応できる安全な設備の提供
操作のための適切な情報の提供

<エンドユーザー>
AMRシステムの運用と保守のための設定と手順に従う


safety_amrsystem

どの役割が欠けても、安全なAMRシステムは構築できません。導入前に確認し、よく理解した上で取り組むことがAMR導入の鍵となります。

詳細はウェビナー資料でご説明していますので、ぜひダウンロードの上、ご覧ください。

>>ダウンロード:ウェビナー資料「ISO3691-4に基づく安全対策入門〜製造現場へのAMR導入」

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