TOP / IDECファクトリーソリューションズからのご提案 / IDECグループが提案する「協調安全ロボットシステム」〜2017国際ロボット展出展を振り返り
Robotiq製のロボットアームに装着する各種デバイスを紹介。
すべての産業用ロボットと互換性があり、2フィンガータイプは少量またはこう切り替え用途に最適、3フィンガータイプはロボットハンドのための多機能性と柔軟性を最大限に引き出し、あらゆる形状、サイズ素材のワークをピックアップすることが可能。外観を写真3に示す。
写真3:2フィンガー(左) 3フィンガー(右)
ロボットにPlug+Playビジョンシステムを提供する。ユニバーサルロボット専用設計ですべてのユニバーサルロボットの手首にフィットし、ソフトウェアはユニバーサルロボットのユーザーインターフェイズに組み込まれている。リストカメラのセットアップは外部PC無しで可能である。外観を写真4に示す。
写真4:リストカメラ
ロボットに触感を与えるデバイスである。力覚センサーを装着することで精密部品の挿入、組立て、製造。 製品テスト等の作業を確実に実行することができる。 外観を写真5に示す。
写真5:力覚センサー
協働ロボットの導入を検討されている方々へ、協働ロボットに関する情報をワンストップで入手できるウェブサイト「協働ロボット.com」を2017年8月に公開している。
前述してきたように、IDECグループ(IDECファクトリーソリューションズ)は、協働ロボット導入をサポートするロボットシステムインテグレータとして、これまでのFA全般のSI経験を活かし、ロボット導入のハードルを下げるため、さまざまな取組みを行っている。システム製品の開発に加え、協働ロボットシステムを構成するロボット本体、周辺機器、プログラム、ツールなどをパッケージ化した「アプリケーションパッケージ」を開発し、提供することにより、導入時の担当者の負担を大幅軽減できるよう努めている。また、協働ロボットを身近な存在として実際に見て、触って頂くため、2016年9月に愛知県一宮市に「協調安全ロボットテクニカルセンター」、2017年10月に東京都品川区大崎に「東京ロボットセンター」を開設した。これからも我々IDECグループは、安全で安心な協働ロボットシステムの提供を通して、人手不足や生産性向上などの社会課題解決に挑戦していく所存である。
参考文献
1)ISO 12100(JIS B 97OO):機械類の安全性-設計のための一般原則-リスクアセスメント及びリスク低減(2010)
2)ISO 13849-1(JISB9705-1):機械類の安全性-制御システムの安全関連部-第1部:設計のための一般原則(2015)
3)Safety2.0プロジェクト:Safety2.0コンセプト編、日経BP社(2015)
4)Safety2.0プロジェクト:Safety20具体化編。日経BP社(2016)
5)向殿政男:ロボットの安全技術の概要と最新動向、ロボット.No.211、pp.1-7、日本ロボット工業会(2013)
6)土肥正男 他:人-ロボットの共存環境における生産性と安全性の向上を高次元で実現する新しい協調安全の考え方と協調安全の水準(CSL) の概念の提案、ロボット. N0.237、 pp.7-12、日本ロボット工業会(2017)