IDECファクトリーソリューションズ、ROKAE協働ロボット事業推進責任者の武仲です。
当社が日本国内販売代理店を務める中国のロボットメーカー「ROKAE社」。その真の実力を改めて日本の皆様にお伝えすべく、先日、中国にあるROKAE本社および主要拠点を視察してまいりました。
そこで目にしたのは、私たちの想像を超えるスピードで進化を遂げるロボット製造の現場と、世界的な先進企業がROKAEを高く評価し、全幅の信頼を寄せる姿でした。本レポートでは、現地で感じたROKAEの「今」と「可能性」をお届けします。
約1年ぶりに訪れたROKAE本社では、その急成長ぶりに驚かされました。増設されたばかりの工場はすでにフル稼働状態で、旧工場ではROKAE製ヒューマノイドロボットの生産が爆増していました。
2025年、ROKAEはロボット全機種合計で約1万3,000台を出荷しました。さらに、2026年は3万台に迫る勢いで受注を獲得すると予想されています。
とりわけ印象的だったのが、中国No.1のヒューマノイドロボットメーカーであるAgibot社からの受注規模です。Agibot社の一部ヒューマノイドにはROKAE製ヒューマノイド向けアーム「ARシリーズ」が採用されており、ヒューマノイドロボット市場の拡大を背景に、2026年は前年比約10倍の受注がすでに決定しているといいます。
ROKAE本社工場内では100名を超えるスタッフが組立・検査に当たり、活気に満ちあふれていました。現場にはデジタル化された生産進捗ボードが掲げられ、徹底した管理体制のもとで次世代のロボットが次々と生み出されています。
また、「ARシリーズ」についても、10kg可搬(両手で20kg)モデルの開発が進行しており、工場内作業への本格導入が間近に迫っていることを確信しました。
今回の視察では、ROKAEの主要な導入先であるCummins(カミンズ)社の工場も訪問しました。同社はメルセデス・ベンツをはじめとする世界的なトラックメーカーへトランスミッションを供給する、業界のTier1企業です。
同工場では、すでに約30台のROKAE製産業用・協働ロボットが稼働しています。 驚かされたのはその自動化レベルの高さです。整理整頓が徹底された工場内は、MES(製造実行システム)が実装された日本以上の最先端環境であり、組立、バリ取り、スポット溶接、検査といった多岐にわたる工程でROKAEのロボットが中心的な役割を担っていました。
現地の若き生産技術リーダーにROKAEを選定した理由を尋ねると、迷わず「性能とコスト」という答えが返ってきました。 投資回収をわずか2年で実現しているという事実は、ROKAEが単なる安価な選択肢ではなく、厳しい世界基準の現場で「勝てる」ソリューションであることを証明しています。
さらに印象的だったのは、日本でよく見られる「人の手に頼った多能工化」とは対極のアプローチです。最新の加工設備とロボットを高度に融合させることで、徹底して人に依存しない、極めて自律性の高い生産ラインを構築されていました。
最後に、技術の源泉である北京のROKAE開発センターを訪ねました。ここでは多くの若きエンジニアたちが、自らの仕事に誇りを持ち、目を輝かせながら開発に没頭しています。
ROKAEの強みの一つは、その圧倒的な「開発スピード」にあります。新しいコンセプトがわずか約1年で製品化されるというサイクルは、目まぐるしく変化する製造現場のニーズに即応できる大きな武器です。 謙虚で真面目なエンジニアたちの姿勢からは、日本のものづくりに通じる熱意を感じ、パートナーとしての信頼をさらに深めることができました。
今回の視察を通じて、中国市場の勢いとROKAEの先進性を肌で感じ、彼らのロボットが日本の製造現場においても大きな変革をもたらすと確信しました。
IDECファクトリーソリューションズは、ROKAEの単なる販売代理店に留まらず、この圧倒的な技術力を日本の皆様の環境に合わせて最適化するシステムインテグレータとして、これからも最高のソリューションを提案してまいります。
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【視察者プロフィール】
武仲清貴 IDECファクトリーソリューションズ株式会社 取締役最高執行責任者(COO)
ROKAE協働ロボットの国内展開を牽引。システムインテグレータとしての知見を活かし、想いを同じくするパートナー企業とともに、日本の製造現場への最適な自動化提案を行っている。