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IIFES2019(アイアイフェス 旧:SCF/計測展TOKYO)、IDEC展示ブースレポート

By 協働ロボット.com 運営担当

11月27日水曜日より東京ビッグサイトで「IIFES2919(旧 システム コントロール フェア/計測展TOKYO)」が開幕しました。出展ブースは、協働ロボット.comを運営するIDECファクトリーソリューションズが属するIDECグループ全体の展示となります。それではさっそくブースをご紹介します。

IIFES オートメーションと計測の先端技術総合展

初日はあいにくの雨の中でしたが、開場直後から多くのお客様にブースへお立ち寄りいただいています。

今回の展示のメインテーマは、IDECグループが提唱する「新しい安全〜協調安全/Safety2.0〜」で、IDECグループが長年にわたり培ってきた強みを活かした安全・安心ソリューションのご提案です。

「非常停止アシストシステム」

中でも注目は、「非常停止アシストシステム」。展示ブースでは、IDECグループで開発中の新AMRと合わせて、安全に配慮したピッキング作業のデモンストレーションが行われています。

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ここ最近では、工場内で人とロボットが同じ環境で働くことが当たり前になってきましたが、その分、人が怪我をするリスクは以前よりも増えてきています。当然、ロボット自体にも、人とぶつかっても危害を与えない機能が備わっていますが、それでも絶対に事故が起きないとはいえません。

またロボットの周りに非常停止ボタンを設置し十分と思える対策を施していたとしても、万が一の時に人がボタンを押しに行くのが難しい状況もあります。そこで開発されたのが、この「非常停止アシストシステム」です。

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このシステムを利用すれば、作業員が手元に装着したウエアラブルストップスイッチを押すことで、手元操作だけで自律移動型協働ロボットを非常停止させられます。

「ANSHIN Sensor」

安全柵のない環境で、人と一緒に働く協働ロボットには、人と接触すると停止する、という機能がもともと備わっています。

それでも、ロボットに接触すると、怪我まではしないものの痛いのは事実で、接触することに対する恐怖心が知らず知らずのうちに芽生えます。そして、そのことが作業者の心理的ストレスにつながる場合もあります。また人に当たって止まると再起動が必要になり、生産性の低下を招く原因のひとつにもなりかねません。

心理的ストレスを解消し、生産性も低下させないソリューションはできないものか?

そこで開発されたのが、「ANSHIN Sensor」です。

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写真のユニバーサルロボットに装着(オレンジの部分)されているのが「ANSHIN Sensor」で、装着により、作業者の接近を感知し、協働ロボットが作業者に接触する前に協働ロボットを停止させることができるようになります。


いかがでしょうか。

協働ロボットを取り巻く環境も刻々と変わっており、人とロボットの協働作業に求められる安全・安心の思想も常に進化させていく必要があります。IDECグループが提案する「新しい安全〜協調安全/Safety2.0〜」をぜひ展示ブースで体験してください。

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IIFESは11月29日金曜日まで、3日間の開催。
IDECブースは、東京ビッグサイト 西4ホール(4階)No.4-02 です。

12月には2年に1度開催される「国際ロボット展2019」への出展も控えています。その際には、今回の新AMRや安全・安心ソリューションに加え、当社が代理店契約をしているAMR「MiR」をはじめとする製品や、ロボットSierとして取り組んでいる最新のアプリケーション事例もご覧頂く予定です。
こちらへもぜひ足をお運びください。

 

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