Co-bot frontline

協働ロボット・フロントライン

〜協働ロボットのキープレーヤーに聞く〜

TOP / 特集 | 協働ロボット・フロントライン / 第1回 ユニバーサルロボット

特集 第1回

ユニバーサルロボット 山根剛 ゼネラルマネージャー

協働ロボット導入で、人が辞めない職場環境づくりへ。

Q:中小企業での導入効果は?

 中小企業における協働ロボットの導入効果のひとつとして、単純作業をロボットにさせることで、人が辞めない環境を作ることができることが挙げられます。そうすれば人の能力を今より面白いくて少し頭を使う仕事へ振り向けられるのではないでしょうか。

 人が限られている現場や作業が過酷な現場で、常に作業をし続けることは大変です。そこにロボットを導入すれば、8時〜5時で働かなくてもよい、病院へも行ける、人を第一と考える環境を作ることができるのです。人のためにロボットが働く、そんな環境を作ることができれば、採用にも良い効果が生まれると思います。人を維持することはどの会社も大変ですから。

ユニバーサルロボットラインナップ

ユニバーサルロボット ラインナップ

Q:ロボットSIer(IDECファクトリーソリューションズ)に期待すること

 中小企業でのロボット導入を促進するために、今いちばん必要なことは、システムインテグレーションのハードルを下げることだと思います。そのためにSIerの存在はますます重要になってきますが、IDECファクトリーソリューションズのように高い技術を持ったSIerがいる一方で、そうでないSIerもまだまだたくさんあります。

 私たちの努力により、システムインテグレーションのハードルを下げられれば、それに係る費用は下がりますし、システムインテグレーションに係る時間を短縮することにもつながります。


 業種的には今自動化できていない食品業界をはじめとする三品業界は面白いと思います。何より、これまでロボットを扱ったことのない町の設備屋さんとか電気屋さんに新たなビジネスチャンスを提供できるのではないでしょうか。それが進んではじめて追い求めていたパズルが完成する、そう考えています。そのために先頭に立ってさらに頑張りたいと思います。

 もうひとつ。協働ロボットの良いところは、製造現場の既存のシステムを維持しつつ導入できることです。そのため導入にかかる費用を少額で済ませることが可能です。製造ラインを変える必要はありません。また、ロボットが必要なくなったら、今度は人がやればいいのです。

 ロボットというと、自動化で人が必要なくなると言われますが、私たちはそのようには考えません。創業当時から、人を第一に考えるところは一切ブレていません。ロボットが人と一緒に働くことによって中小企業の製造現場をもっと幸せな場所にする、それこそが、私たちの変わらない想いです。

 

今日は貴重なお話、ありがとうございました!

協働ロボット導入ガイド
自律走行搬送ロボットMiR カタログダウンロード

協働ロボットの最新情報や役立つ情報を随時お届けします

メルマガ購読