ロボットSIer活用の基礎知識

ロボットSIer活用の基礎知識-【第2回】ロボットSIer(システムインテグレータ)に依頼する前に

作成者: 協働ロボット.com 運営担当|2018年05月25日

 
 協働ロボットブログ運営担当の鈴木です。ロボットSIer活用の基礎知識と題して、私たちのようなロボットSIerという役割がどのように皆様のビジネスと関わっているのか、できるだけわかりやすくご説明していきたいと思います。第2回は、そもそも「ロボットSIerに依頼する前に」です。おつきあい、よろしくお願いします。

 ロボットSIerという名前の影響もありますが、名前だけでなく「ロボットSIerって何となくとっつきにくいなぁ。」実際にもそんな印象がありますよね。


 ロボットSIerはロボットシステムを導入するときにお願いする会社であるということがわかっても、ではいきなり「ライバル会社に負けられない、当社もロボットを導入したいけど、よろしく!」と言って、ロボットSIerが「わかりました!おまかせください!」と即答できるほど、協働ロボット導入は簡単なものではありません。超えなければいけないハードルがいくつかあります。

 

 一般的なお話として、まずは経営者ご自身が、自社のどんな経営課題を協働ロボットで解決したいか?協働ロボット導入の目的を明確にしてから、ロボットSIerと向き合う必要があります。

 

 ここであらためて、製造業の多くが抱えている共通の課題を抜き出してみましょう。

 

・人手不足の解消

・稼働率の向上(24時間化)

・品質の安定化(作業の均一化)

・単純作業の代替

・コスト削減 etc 

※課題については、次回、さらに詳細に解説します。

 

 御社の状況はいかがでしょうか?

 

 製造業の中でも、業種業態により、課題の優先順位は変わってきます。

 

 あらかじめ知っておいてほしいことは、ロボットを導入すれば何もかもが解決する「魔法の機械」ではないということです。課題を導き出し適切な導入を図ることが、成果につながる唯一の道です。まずは経営者ご自身がその点を考えた上で、ロボットSIerに相談すること。それこそが協働ロボットシステム導入の近道と言えるのではないでしょうか。

 

 自社の課題を知るために、協働ロボットの最新情報や事例を知ってみることもおすすめです。

 

では次回をお楽しみに。