「経営者のための製造現場再生の処方箋」第3回目となる本記事では、コストの平準化が難しい多品種少量生産の現場において、中小企業の経営者の皆様がどのような視点で「投資の価値」を判断すべきかの処方箋を提示します。
協働ロボット導入を検討する際、多くの中小製造業の経営者様が口にされる言葉です。
「毎日違う製品を作っている」「ロット数が数十個単位」「段取り替えに時間がかかる」。
こうした現場では、ロボットはかえって足手まといになり、投資を回収できないのではないか——。
確かに、かつての「専用機」による自動化であれば、その懸念はもっともでした。しかし、今の「協働ロボット」による自動化は、多品種少量の現場こそ、その真価を発揮する時代に突入しています。
かつての自動化は、特定の製品を作るためだけの「専用設備」でした。製品の仕様が変われば、その設備は無用の長物となってしまいます。
しかし、協働ロボットはそれとは違い、いわば「動く腕」という汎用ツールです。
この「潰しが利く」という特性こそが、先の見通しが立ちにくい中小企業の経営において、最大のリスク対策となります。
多品種少量生産の現場で最大のネックとなるのが「段取り替え」です。ロボット導入によって、この時間がどう変わるかが投資判断の分かれ目になります。
「ロボットを止めている時間はロス」とならないよう、「誰でも素早く段取り替えができる仕組み」を作ることが、現場の回転率を上げ、結果として利益率の向上に直結します。
投資回収を考える際、単純な「人件費削減」だけで計算すると、多品種少量の現場では数字が合いにくいかもしれません。しかし、経営者として以下の「見えないリターン」を考慮に入れる必要があります。
「うちは特殊だから」と自動化を諦めるのは、まだ早いかもしれません。 多品種少量の現場に必要なのは、高価な専用システムではなく、現場の変化に合わせて柔軟に姿を変えられる「右腕」です。
貴社の現場にある「多種多様な工程」、どこから手をつければ最も柔軟性を高めることができるか。
私たちと一緒に、現場の「最適解」を探してみませんか?皆様のご相談をお待ちしています。